NETANNAD



クラナドをやった後すぐ友人に紹介されてやったゲーム。
フリーゲームだが面白さは抜群。



・あらすじ
"荒廃した都市のバラックに朋也たちは目覚める。
そこに住む人々はみな身体に何らかの器機を埋めみ、その器機にすがって生計を立てている。
都市の中央には、巨大な漆黒の塔がまるで天上への階段のようにそびえていた。
そこには楽園があると信じられている。
そこで人々は調和に満ちた生活を送っているという。
だがつぶさに実情を知るものは誰一人として存在しない。
朋也たちは様々な危険をくぐりぬけてその楽園の謎に挑む。
智代の拳が唸り、一ノ瀬の頭脳が冴えわたる。
血湧き肉躍る冒険の果てに、朋也たちの見るものは……?

"総文字数17万文字以上の、長編ビジュアルノベル。
クラナドの二次創作ゲームというかたちですが、本家が発売される前に制作されたため、
キャラクターの性格やストーリーはオリジナルとなっています。"
NETANNADが作ったCLANNAD(クラナド)の2次フリーゲーム作品。
紹介は引用させていただきました。すみません。
非営利の元に、ただただKEYを崇めた者たちが集まり作ってしまったゲーム。
その面白さはフリーゲームの中では高レベルを誇ると言われている。私も面白かったと思う。
誰かが作った小説のようなストーリー、戦いのストーリー。
発想の面白さは驚愕に当たる。




・シナリオ
突然異世界に飛ばされた岡崎朋也。そこには坂上智代や一ノ瀬ことみも飛ばされていた。
さらにそこには少し前にもう既に飛ばされていた伊吹風子、公子、芳野祐介が暮らしていた。
近未来に似たこの世界の真の姿は何なのか?
それを明かすべく、全ての謎を秘めた中央の"スメール"に、朋也、智代、ことみ の3人が挑む。
スメールとは何なのか。3人は元の世界に戻れるのか。
小説のようなストーリーだが、その想像には驚くほどの面白さが詰まっている。


・CG
背景は写真を加工したもの。雑だが逆にフリーゲームっぽくていいと思う。
立ち絵も2次オリジナルって感じで、元の想像を壊されずに保たれた状態が許容できる。
フリーにしては雑っぽさはあまり感じなかった。まぁこんなもんかと。
でも充分良い。


・BGM
AirやCLANNNADの音楽にアレンジを加えたようなオリジナルMIDI。
独特な焦燥感と、ピアノの響きがいい。
これもフリーゲームとしてはOK。さすがに商品だったらヒドイけどw


・システム
バックワードとセーブと早送りがあれば個人的には問題ないんだけど。
必要最低限のものは揃ってたので文句なし。
後は、バージョン確認とか、一応そう言うマメな基本が見れるだけ。
欲を言えば、主人公名前変更や、WAVEのON/OFFや、その他の設定が欲しかった。
これらを考えれて追加していけるなら、フリーじゃなくても商品としての価値を作っていけるようになるだろう。


・評価
ゲームレビュー書いてなかったや ってことで思い出して書いた。
初めてのフリーゲームだった。
クラナドが出る前に出してたらしいんだけど、私がやったのはクラナドの後だった。
多少のキャラ性格の違いはあるけど、風子以外はイメージ通りだったようで。
一日中集中してやってしまったほど面白かった、感動した。
感動と言っても、泣きとは違った。何か、ストーリーの凄さを感じたというか。
兵器とか戦いとかのシーンになるのは何となく2次小説って感じだったけど。
どんなストーリーになっていくんだろうって楽しみで眠れなかったのを覚えてる。

これは2スレで、KEYを愛して止まない人たちが、お互い会ったこともない人たちが
一致団結して作ったのだという。
私が将来ゲームを作ろうと思ったきっかけでもあったこのゲーム。
もし、2次作品としてではなく何かオリジナルのものだったなら、
TYPE-MOONのように成功していたんじゃないかと思う。それぐらいの能力がこの人たちにはあった。

18禁要素を含むのでそれ未満の方には勧めれないが、必ずやってはいけない
と言うほどのものでもなかった。むしろやってほしい。
感動とは何かってのをこれで勉強できたような、そんな気がした。ありがとう。



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