同人誌即売会をやろう!!
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2005年初夏にやったゲーム。
目当てとしていたKey以外としてさわり程度にプレイした。
イベントのやり方とか勉強できる。
・紹介
ある事件を元に作った同人誌。それを社長に見せたら、公序良俗に反すると言われて販売してもらえなかった。
本が好きだからこそ、そして真の内容を知ってもらいたいからこそ書いたものが貶された。
なら自分でイベントを開いて自分で同人誌を出そう!
どうすればいいか途方にくれている矢先、通りかかった樋口 沙恵里が強力してくれることになった。
俺、名嶋 亮司は関東ビッグサイトを開く事を目標とした。CYCが作っているゲーム。 CYCの中で色々あるブランドのCYCが作っており、 製品ページはこちら。
『同人即売会をやろう!!』と言う名で検索してもヒットするゲーム。
サイトを見てみると製品とか結構出してたりBBSが流行っていた。
ゲーム内では、イベントを成功させるために、事務処理やら広告活動があるのが特徴だ。
・樋口 沙恵里
メインヒロイン。
主人公の右腕となり、同人誌即売会の運営をよく知らない主人公を支えてくれる年上の女性スタッフ。
過去にいくつかのイベントでスタッフをしていた経験があり、イベント事情に詳しい。
「主催者は、即売会のビジョンを考え、伝えていくという大切な仕事がありますから」最初、亮司の夢の協力者となり積極的に働きかけてくれる。
イベントが大きくなるにつれスタッフから、こうした方がいいんじゃないかと意見を求められ、それを淳司が受け入れる。
前スタッフをやっていた時は、そのせいでご主人様に迷惑をかけてしまったと思い込み誤解をした。
それにすごいショックを受け、それ以来トップダウンの形式にこだわる。
そう言う大きな出来事があったら、トラウマとかジレンマとかで執着しちゃうんだろうな〜と。
積極的に協力してくれかつ能力者で良い人でした♪小規模な会場で、人気のある作品を最安値で催してサークルと客の人気を上げ、
大規模会場で参加率100%にし500万円の粗利益を上げると、東京ビックサイトへの道を切り開くことができる。
フルホール満員を叶えるとメインヒロインもクリアすることができ、難度は難関である。
ただ大変ではあるが、目標としてはわかりやすい。
・真木野 貴葉
即売会の警備スタッフ。
スタッフのやり方にクレームをつけ、「そんなにいうならお前がやってみろ!」という主人公の言葉を受けてスタッフになる。
実際にやらせてみると、指摘は的確で非常に有能。警備の効率は大幅にアップする。
「馬鹿かお前は」最初にクリアできる人物。最初男かと思った。
優秀だが、上手く仕事をできない仲間スタッフに対してやたら厳しい。
母は優秀な作家なのに、女と言うだけで色々な意見を破棄されてきた。
それを今まで見てきたので、女だからって見くびられるのが嫌だと言っている。
偏見されたら憤りや葛藤を感じるよね・・・。
それとは別に、性格で人に要求を強要してはいけないとも思ったり、難しいところでした。とにかくイベントを開き、彼女に会うことでルートをクリアできる。難度は最も簡単。
・岬 ふうか
主人公の従妹。
流行の漫画を描くのが好きで、同人活動をしている。
主人公のことが大好きでとても慕っており、お兄ちゃんと呼ぶ。
「いつ裏切られるかわかんないもんっ!」子供のように元気いっぱいの少女。
同人を描いているのは現実から逃げるため・・・
告白されて断った時、それを見ていた女子が陰湿ないじめをしてくるようになった。
それを見ている友達は誰も助けてはくれなかった。
私自身、似たような経験をしているので結構感情移入しちゃったり。
ふうかは、友達を作ってもいざと言う時誰も助けてはくれないから、繋がりが疎遠でもその時友達でいれればいいと、流行の本ばかりを描く。
でも主人公に励まされて、頑張る事を決めた事が良い。
こいつの18シーンは、厭に現実的と言うか、まぁ痛いだろうと(殴マンガ、アニメ、ゲームなど、人気が最大でイラストのあるほとんどのイベントで会うことができる。
人気が少ない小説やエッセイ、TV/芸能など、イラストが少ないと思われるイベントには出てきにくい。難度は優しい。
・中城原 舞羽
ボーイズ系ジャンルで活動する女の子。
普段は気さくで元気な少女だが、ボーイズ系の話題になるとテンションが上がる。
「男子禁制立入禁止購入禁止ここは女の園っ!」会場の搬入口でぶつかり、知り合いとなる。
かつて、ボーイフレンドがいたらしく、その時に「趣味を恋人どちらを取るか」と言う選択に迫られ、趣味を取った。
その理由は、彼が趣味をないがしろにしたから。
見もしないものを非難し偏見し嫌っているという性格についていけなかったから。
確かに、中には普通のTVドラマにも負けぬ素晴らしいストーリーもあるのに、性的シーンがあると言うだけで忌み嫌われることには違和感を感じる。
ドラマだって18シーン普通にあるのにね。
それがアニメやら漫画やら2次の世界となるだけで、こんなにも世間の目が変わるのだ。
それが悔しいという気持ちは、よくわかったと思う。テレビ・芸能の仮面ダイバーでイベントを開くと会うことができる。
TV芸能総合でも良いし、総合の総合でも良い。
また、テレビ・芸能の仮面ダイバーは2005年の4月を過ぎてしまうと放映終了なのか、
人気が最低になる。中規模以上でサークルが集まらず期間限定。舞羽イベントを一通り済ませた後に大規模の会場で総合開催するとB-FORCEがマッチングしてくる。
B-FORCE開催に合わせなくても良い。人の集まりにくい総合でB-FORCEに競り勝つ必要がある。
元旦に開催すると勝ちやすい。総合サークル参加率が55%以上だと勝てる。
数か月前に申し込んで開催2週間前までに広告をしまくるとできる。なお舞羽のストーリーはB-FORCE勝利後に10月以降〜クリスマスを経由する必要があるので、
時間切れにならないように注意する必要がある意味でも難しい。
あとで人気が下がる特定のジャンルの後に大会場で別分野で55%のサークル参加を獲得した後、
クリスマスを経由するので、ストーリーと資金調達に半年、大会場で55%サークル集めるのに半年、
大会場イベントのタイミングが悪くクリスマス直後だとそのままもう1年必要なので、最難関。総合を育てようとしても、大会場で開催するための資金調達がなかなかできないので非常に難しい。
ダイバーチョコをもらった後にバレンタインを経由するCGも手に入れる場合は2年はかかる。
ゲーム内の時間を割と最速でもフル使用するのであまり余裕はなく寄り道はできない。
・多岐川 翔
創作系のジャンルで活動する女の子。
プロの漫画家としても有名だが、同人活動をしていることは隠している。
プロの漫画家としてではなく、自分の描きたいものを作ろうとする。
「私には、時間がありませんから」イベント途中でいきなり隠れたりよくわからんところがあったけど、有名なのね。
そして、実は心臓病。つか病名はわからんが身体が弱く寿命が短いとのこと。内臓の器官とか色々弱いのだろう・・・。
「時間がない」って言う辺りどういう意味か読めてしまったんで、もう玄人かなと(汗)
ありきたりの設定ではあるが、感動を呼びかねない。
自分が描きたかったはずの作品が、環境や周りの影響によって知らないうちに方向性を変えられ、気付いた時には描きたいものがかけなくなっていた。
残り少ない時間で、描きたいものを自由に描きあげ、そして遺書の礼状を読む時には並々ならぬものがあった。
でも最期はちょっとあっけなさすぎでは・・・知らんうちに死んじゃってたよって感じが(汗)
あとコイツの18シーンはやたらヒィヒィ言うのね。(笑)つか身体弱いっつってんのにやんなよΣ(創作のジャンルを選んでいると会うことができる。総合の総合でも良い。
ただし創作のジャンルは資金調達が難しく-30万位になるので、お金が不足しないように注意が必要。
難度は真ん中くらいなので作中では普通となる。
・西条 希衣子
大手サークルで活動するパロディ作家。
普段は働いており、やりたい事は趣味として活動する。
多少強気で、言っている事は正しいが口調がきつい。
「あら、そんな事もわからないの?」典型的なお姉さんキャラ。
きついクレームだが言っている事は正しいので恐る恐るそれに対処していくと、やがて柔らかく受け入れられるようになっていく。
パロディに関しては熱い思いでそれを描く。
しかし口調がきつい事で有名で彼女のサイトではクレームがたくさん書かれていた。
彼女もやはり、18シーンがあると言うだけで偏見を持たれるのが悔しかったようだ。
やがて会社に趣味がばれて、会社を辞め、サークルも一時活動停止になる。
もっと良いサークルを目指すための向上心が良い。中規模以上の会場でサークル参加が70%を超えていると会うことができる。
彼女に会い続ける以上、お金は溜まっていく一方になるが、
CANONなど時代が進むにつれて人気に陰りが出る作品を選んでいると、
会えなくなる可能性があるので注意。
人気を維持しなければならないので、難度は作中では沙恵里の次に難しい。
・シナリオ
ある事件をきっかけに作った本が販売されなかった。
本を好くべき人々が自分の身を守るばかりで、本が嫌われたことに何も感じない。
それに憤りを感じ、それなら自分がどうにかしてやると言う姿勢。
周りに反発するという意味ではなく、周りの意識を変えさせよう、
もっと良いものを作っていこうという姿勢が描かれている。
・CG
非常に綺麗だと思う。
各ルートだけでは埋まらない、夏に強化合宿をやったりする必要がある。
希衣子のクリア時にはイカ焼きを食べたCGなどが見れるが希衣子ルートにはなく、
コンプリートには工夫が必要であり、やり込み要素もある。
・音楽
CDDAとMIDIがあり、CDを入れていなくても音楽を再生することができる親切設計である。
一通り雰囲気に合わせた曲が揃っている。
・システム
ヒロインだけボイスがあり、他のキャラは立ち絵があるものの声はなし。
環境設定では聴きたいヒロインの声を出すかON/OFF設定もある。
読み返し機能あり。ボイス再生も可。
セーブ箇所はたくさんあった。私は12個で充分だった。
ショートカットキーでセーブorロードが選べるので楽。
主人公の名前は変えれない。
メッセージスキップ機能もあり。
CPUは結構食うみたい。
音楽はCDDAとMIDIがあり、CDDAを選ぶ場合はオリジナルCDを入れて起動する必要がある。
ver.1ではイベントが発生しないなどのバグがあるのでオフィシャルページからアップデータをダウンロードしてインストールする必要がある。
するとメッセージスキップ速度が速くなっているなどの変更点もある。
・総合評価
ストーリーはまぁ良いと思う。
こういうストーリーを作るためには色々な経験をしないと駄目だろうなと。
何にしても、偏見に対する葛藤と言うのは大いに共感できたと思う。
腹立たしい事を「これが社会だ」と当たり前に仕方なく流すのはおかしいと違和感を感じることは大切だと思った。
何気に、イベント製作の裏・背景の事情を勉強できるので、これをやってみたいと思う人は、好奇心程度でどうぞ。
経営のシミュレーションは面白い。長さもさほどではなく、気軽にプレイできる。
2023年現在ではもうDL販売もされてないので残念だ。