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============================================ 宇宙人遭遇 ============================================

烈「なぜか昔から私はパンツを『パンティ』と言うかなり危険な癖があるのですが」

零「いきなり危険な話題から始まったな・・・」

いつも通りの通学路でまた、烈くんたちと会った。

烈「昨日、それが祟ってしまいました」

零「せめて光月のいないところで話せ」

烈「じゃあ誰に話すんだよっ」

零「そもそも女子に話す内容じゃないんだが・・・」

烈「いいのっ。それで・・・」

まあ雲行きからしてどしゃぶりの雷雨な気がした。
けど、天の意思のごとくその勢いは誰にも止められなかった。

烈「零と買い物の話してて、今日は早く帰りたい、7時までに店が閉まっちゃうと言う話してて」
烈「パンティ4枚買わなきゃいけないんで」
烈「って話してしまいました」
烈「やば!つかありえねぇ!変質者!?ちゃうわ!いやそうなのか!?」
烈「色んな意味でパニくりました」

未夢「烈さんや、そんな趣味があったんですね・・・」

烈「うむ・・・趣味といえば趣味か?」
烈「つか冷静に肯定してる場合じゃないぞ、私!」
烈「ああ・・・色んな意味で終わってます」
烈「私を知る人は前からお気付きだとは思いますけどね」

いや、これほどとは。

烈「と言うわけで、未夢さん結婚しようぜ!」

バキっ!

零「悪い、先行くわ。ゆっくり来てくれ」

ずるずる・・・

彷徨「闇無に感謝」

合掌。
うん。わたしにあえて話す内容じゃなかったと思う。
嵐に出逢ってしまい、相当な被害を及ぼして疾風のごとく去っていった。
しかし、結婚か・・・。
彷徨はそんなこと、考えているのかな?
この疑問だけは絶対に以心伝心しそうになかった。
いや、そもそも送信してないから、受信のしようもないはずだ。
下書きに保存しているだけなのだから。

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授業中、たまたま一息ついて窓の外を見た時、妙なものがあることに気づいた。
それだけ、ひときわ目立つような気がするのだ。
紫色の物が、動いている・・・?
都会の外に、紫色の物が動くものなど、見覚えがない。
けど、ここからではどうにも確認のしようがない。
仕方ないので視線を前に戻すと、烈くんもそれに気づいたのか、外の様子を見ていた。
でも、心なしか、なんだかそわそわしている。

わたしはペンの後ろで烈くんの背中を突っついて、小声で話しかけた。

未夢「烈くんも、あれ見えたの?」

烈「えっ、う、う〜ん・・・そうだね・・・!」

なんだか、焦っているように見えた。知ってるものなのかな?

今は授業中なので、色々聞けなかった。あとで話題にしてみよう。

【画面ブラックフェードアウト・イン】

授業が終わった。

未夢「烈くん、さっき・・・」

烈「・・・てるんだよ」

零「・・・はぁぁ?」

見ると、烈くんが零くんに焦った様子で話しかけていた。

未夢「烈くん?」

烈「えっ?あ、はい!何かな?」

未夢「さっき、外に何か珍しいものが動いてたの見えてた?」

烈「えっ!え、え〜っと・・・」

烈くんは手をあたふたさせている。
そんな、驚くようなことを聞いたかな?

零「あ〜っと、話の途中悪ぃ、俺トイレ行ってくるわ」

烈「あっ!私もついでに行く!ごめんね未夢さんまた後で!」

未夢「ああ・・・」

伸ばした手の先虚しく、返事する間もなくそそくさと行ってしまった。

彷徨「どうしたんだ?」

未夢「え・・・ああ、うん。外に変なものが見えてたから」

彷徨「変なもの?」

未夢「変なものっていうか・・・ううん、ごめん。よくわかんない」

彷徨「変なヤツ」

未夢「ただ・・・烈くんも見てたみたいで」

彷徨「それがどうかしたのか?」

未夢「えっと・・・」

そこから先は答えられなかった。

別に問題はないんだけど、何となく気になっただけ・・・。
烈くんたちの挙動が。

【背景:教室】

彷徨「飯行こうぜ」

彷徨がご飯に誘ってきてくれた。

未夢「ごめん、先に行ってて」

彷徨「ああ。いいけど・・・」

何故だか、さっき見たものがとても気になっていたのだ。

さっき、”それ”が在った場所に行ってみたけど、もう”それ”はなかった。
何かあった形跡も特にない。
さっきのは何だったのか・・・わたしの気のせい?
何故だか、それがすごい気になった。
珍しいものだからだろうか?


彷徨「なんなんだよ一体」

未夢「ああ、彷徨」

気付くと彷徨が来ていた。

未夢「先に行ってていいって言ったのに」

彷徨「いやぁ、お前血相変えて飛び出して行ったから」

未夢「そんなにだった?」

彷徨「今でも挙動不審だぞ、お前。きょろきょろしてるし」

未夢「そ、そうなの?」

自分では気づかなかったのかもしれないけど、自覚してないだけなのかも。

彷徨「ほら、行くぞ。飯食う時間がなくなっちまう」

未夢「うん」

気になったその場所を後ろ目に、その場所を後にした。


【背景:教室】

放課後。

烈「・・・く・・・つけないと、・・・いんだって!」

うん?

烈くんがそわそわした様子で零くんに話しかけている。
そのあと、二人して勢いよく教室を飛び出して行ってしまった。

彷徨「未夢、じゃぁ俺部活に行ってくるわ・・・未夢?」

何か声が聞こえた気がしたけど、彼らの行動が気になり、吸いこまれるようにしてわたしも彼らの後を追った。


【背景:グラウンド】


未夢「あれ?」


なんでここに来たんだろう。
ここは、さっき気になった”何か”があったところ。
烈くんたちを追いかけていたと思っていたのに、何故か。
ぼーっと立ち尽くしても、そこには何もないし、何も感じなかった。
けど、少し向こうから、小声のような音が聞こえた気がした。

少し離れた草むらの方に行ってみる。

烈「早く帰らないと・・・いっ!?」

零「どうした、れ・・・つっ」

???「ピーっ」

烈くんが、得体のしれないものを抱いている。


さっきの、紫色の体?顔に、顔にあるパーツがばらばらに複数ついている・・・

まさに、得体のしれない、としか言いようがなかった。

でも、なんだかこの懐かしい感・・・。

そして、烈くんとの組み合わせは、どこか納得のできるものであった。

烈「あああこれはええとですねえーとえーと、そう、その辺で見つけた、ぬいぐるみのペットなんだよ!」

零「ぬいぐるみのペットって、何だよどっちだよっ」

烈「いてっ」

零くんが烈くんを叩いていた。状況がよくわからない。

零「・・・見たな」

未夢「え・・・っと・・・いやっ・・・」

なんか、不思議と声が出ない。
でも、彼らの立場を、わたしは数年前に既に経験しているのではないか。

烈「いやー、不思議な宇宙人を発見しちゃったなー、いやはーっ」

零「わっ、バカっ」

烈「わっぷ」

零くんが烈くんの口を塞いでいた。

宇宙人―――。

その言葉の響きに、何かとてつもないものを感じた。

烈「お願い未夢さんっ!このことは誰にも言わないでっ!」

烈くんが、マジかギャグか泣き顔で本気そうにお願いしてきた。

未夢「えーと、うん。大丈夫、言わないよ、言わない・・・」

零「ホントか・・・?」

零くんが疑わしそうに聞いてきた。
無理もない。そうだろう。

知らない側から見たらこんな気持ちになるんだ、って初めて分かった気がした。

未夢「いやーまぁー、忘れていたけど、なんか慣れてるしっていうか」

零「なんだそれ」

烈「えっ、どういうことっ?」

未夢「えーと、詳しくは上手く説明できないけど、数年前にわたしも似たような体験してるし・・・」

烈「えーっ、何それ、どういうことっ?」

同じ質問が返ってきた。

零「・・・色々聞きたいけど、そうもいくまい。とりあえず烈、そいつ帰らせてくれ」

零くんがそういうと、烈くんが慌てたようにその何かに話しかけている。
すると、その生物?はわかったかのように、草むらに紛れてどこかへ行ってしまった。

烈「ええと、さっきのは、とりあえず、多分、宇宙人、だと思う・・・」

零「歯切れの悪い説明だな・・・」

烈「えへへ・・・」

その反応に対してさえも、上手に言葉が出なかった。

烈「とりあえず、このことは、また機会があった時にでも・・・」

未夢「う、うん」

烈「未夢さんは散歩して何となくここに来ただけ〜、何となくここに来ただけ〜、何も見ていない〜」

烈くんは、わたしに暗示をかけるかのように手を回した。

ここは、乗ったフリをしておこう。

未夢「う、うん。ああ、わたしは何も見ていない〜見ていない〜」

実際に口にすることで、自分自身を誤魔化せた気がした。

零「とりあえず戻ろう。カバン置いてきたままだし」

烈「えーと、そうだね!」

未夢「えっと、わたしこれから図書室で勉強しに行く予定なんだけど、烈くんたちも来るっ?」

烈「あ!えーと、じゃぁ行きまーす!」

ぎこちないノリ方だった。


望む望まぬにかかわらず、彼らの重大な秘密を知ってしまった気がする・・・。

ただ、彼らが何か秘密を持っているという事実よりも、”まだ”宇宙人が存在していたということに、衝撃的なものを感じていた・・・。






【背景:図書室】


勉強しようと思い図書室に行くと、可菜ちゃんと会った。
可菜ちゃんの他にも、惠ちゃんもいた。
彷徨は、部活みたいなのでここにはいない(教室を出る前そんなようなことを言っていた気がする)。
雑談の流れで、可菜ちゃんが読んだ小説の話になる。

可菜「今から数百年後・・・地上は人間の住めぬ環境となる」

可菜「ある研究所にて、地上人が地上に生き続けるにはどうしたら良いのか、研究がなされていた・・・」

可菜「かつてこの地上を1億年以上も生きた恐竜たちは何故全滅してしまったのか?」

可菜「人類もやがてそのように全滅の道をたどるのではないのか」

可菜「恐竜の時代が終わったその後、猿が人へと進化していった」

可菜「しかし、恐竜が全滅するほどこの地上に激変が起こったのであれば」

可菜「猿の様な生物がその激変に耐えうるはずがなかった」

可菜「この数千年の謎を、ミッシングリンクと呼んでいる。失われた繋がり」

可菜「しかし、これを、ある研究所が、解明できるに近いものを発掘してしまったのだ」

可菜「巨大な、二足歩行の骨格をしている、そう・・・化け物と呼ぶにふさわしい」

可菜「猿と恐竜が混じったような魔人、いや巨人とでも言うべきか・・・」

可菜「これが世界に知れれば、世の事実が覆る可能性がある」

可菜「だから隠し通さねばならない。意に反したことかもしれないが・・・」

可菜「しかし事実を公表したいものは現れる。それらの者は暗殺された」

可菜「だが、それらを暗殺した者はあることを思いついたのだ」

可菜「恐竜は何億年の時を超え、石となって現代に現れた」

可菜「もし人間を凍らせたら、数百年先で解凍し生き延びられるのか・・・」

可菜「子孫を残す方法を検討するとして、事実を公表したいものを暗殺した対象を」

可菜「凍らせることにした」

可菜「幾千の時が流れた・・・」

可菜「地上は、もはや人間が住めぬ環境となっていた」

可菜「色も見た目も変わらぬ地上だが、空気は汚染され、重力はゆがんでいた」

可菜「しかし、これを打開するものが開発されたのだ」

可菜「人間でも地上で行動することができる、力を増幅させる特殊な仮面」

可菜「これは脳が感じる異常を正常な物へと修正することによって」

可菜「異常を正常だと誤解させることによって正しい判断をさせるという」

可菜「実にありえない、画期的なアイデアだったが、これにより人間は」

可菜「汚染された地上でも行動可能となる」

可菜「とはいえ仮面がないと行動はできない。もはや人間では地上で行動することは」

可菜「仮面なしでは不可能といって良かった」

可菜「研究所に生き残った彼らは、新たな生命を作り出し、子孫を残すことにした」

可菜「生物を生み出す存在、神・・・」

可菜「動物の強い精神力や、人間の賢い脳などをつなぎ合わせて作った種族・・・」

可菜「鳥、猫、狐、犬・・・さまざまな動物を駆使し、研究を続け」

可菜「その効果は発揮された。生み出された生物は、汚染された地上でも行動できたのだ」

可菜「彼、または彼女らは3510号など、固体番号で呼ばれ、名前で呼ばれることはなかった」

可菜「また、幾千年も前に凍らされた人間も発掘され、研究所で蘇られた」

可菜「蘇った人間を、『氷からの人』と呼ぶ」

可菜「氷からの人は仮面をつけ、生き永らえていた」

可菜「やがて、研究員のある一人が戯言にも似たため息をつきながらこういう」

可菜「『もう疲れたのだよ・・・。生命を創り出すということは、どれだけの罪にさいなまれることか』」

可菜「『彼女を連れて逃げなさい。そして、地上で生き永らえよ』」

可菜「地上は、ビルもホテルもがらくたもない、自然へと返っていた」

可菜「何も残らなかった地上。また、戦国時代のような生活からすべてが始まっていく」

可菜「やがて氷からの人は、3510号と契約し、子を作る」

可菜「だが3510号は脱走罪で殺される」

可菜「それにいかり狂った氷からの人は、巨人時代を思いだし、巨大化していくのだった」

可菜「・・・以上、終わり。まる」

終わったようだ。

可菜「ねっ。なかなか面白いでしょっ、これっ」

語り尽くした可菜ちゃんは、興奮冷めやまぬうちに感想を求めてきた。

烈「そんなん1有り得ないって!」

いつの間にか隣で話を聞いていた烈くんが突っ込んできた。

未夢「え?今なんて?」

烈「パーセンテージって100分の1を表すじゃない」
烈「100%を数字で言うと1なので、パーを言うのが面倒だったから略しただけだよ」

零「いや・・・理論上は筋が通るのだが、あまりに言わない言い方だから意味が通じんぞ」
零「内田に聞いてみろ。って言うか色々唐突過ぎてどこから突っ込んでいいかわからん」

烈「いや、まぁ、基本的に私の情報は出鱈目です!」
烈「ネタを提供したり、知らせることで調べさせるきっかけを与えているに過ぎません」
烈「嘘だと思うなら調べてみろ!・・・嘘でしたゴメンなさい的な事項が多いです」

惠「ってダメじゃん!」

烈「まぁみんなは自分で調べる癖がつくからいいよね」
烈「他山の石としてサンドバッグにしてやってください」
烈「あと面白おかしい話って事で適当に笑って流してくだされば」
烈「私の行動発言は色々とツッコミどころが満載だと思うんですが」

惠「いや・・・、なんかもう突っ込むのがめんどくさくて流した」

烈「えーっ。返事が無い ただの屍のようだ的な感じ?」
烈「誰か突っ込んで私を止めろ」
烈「突っ込まないと色々と暴走してあることないことしゃべるよ!」
烈「で自分に返ってきててあいたたたとかなって、見てる人は面白くてしょうがないでしょう」
烈「私でら悲惨なんですけど。自業自得ですかね」
烈「昔、漫画みたいなキャラだとか評価されたけど」
烈「あの時はイラっと来たが意外と当たってそうなところが悔しい」
烈「にんげんになりたいよー。とうめーいにーんげん」
烈「・・・誰か止めてくれ」

散々しゃべった後に切実だった。

惠「今のは良かったかもしれない」

惠ちゃんが親指を立てていた。

未夢「なんでこんな話になったんだっけ?」

惠「えーと、可菜の話に紅瀬が突っ込んで・・・」
惠「もうどうでもいいよっ」

考えるのが疲れたらしい。

可菜「あの・・・小説の感想の話は・・・」

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またしばらく沈黙した。

烈「絵でも描いてみようかなぁ・・・」
烈「私が引っ越してきたから、知り合いが遠人になったため絵描く人が身近にいなくなったと思うんですが」
烈「ゲームのキャラでも描くかなぁ・・・」

烈くんは何しに図書室に来たんだ・・・。
しばらく時間が経ってから、烈くんが描いてる絵を見た。

未夢「眼帯と義手?」

烈「色々とインパクトありすぎですよね」

質問には応えられなかった。

烈「つか何気に描くの難しいんですけど」

そう言いながら烈くんは絵を描き続けていた。


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惠「じゃね〜」

未夢「うん、また明日」

夕暮れの中、みんな思い思いに散っていった。

烈くんたちは、わたしが行く方向にある駅への道の途中まで、同じ道だ。
帰りは、彷徨も一緒だ。

・・・放課後に見たことは、触れない方がいいだろう。

未夢「烈くんと零くんはいつも一緒だね。仲がいいんだね」

烈「え・・・?と言っても、同じ家に住んでるんだし、なのに別々に帰ってたら仲悪すぎでしょ」

未夢「まぁそりゃそうなんだけど」

烈「そんなことより!未夢さんは私たちよりもっと人の事言えないぞ〜」

未夢「ま、まぁそりゃ!仕方ないっていうか」

烈「どう仕方ないのかな〜?」

未夢「い、いいでしょ!なんでも」

烈「でもまー、このくらいにしといて差し上げます」

未夢「何よ、それ」

零「・・・あほらしい」

零くんは、苦笑いしながら先に歩いて行ってしまった。

ふと、烈くんが足を止めるので、わたしも足が止まった。

烈「・・・友だちって、家族ほど大切な存在だと思うんだ」

烈「もし一人暮らしとかしてたら、大体ゴールデンウィークやお盆、年末年始ぐらいにしか帰らないだろうし」

烈「久方ぶりに会ったときは何気に感動もひとしおだろうね」

烈くんが語りだした。過去に何かあったんだろうか?
そういえば、零くんは烈くんの家に住んでるっていうだけで、二人の関係性はまだ知らない。

烈「本当に大切な友だち以外との付き合いを適当にするってわけじゃないけど」

烈「あまり多いと上手くいかないんだ。でもそれだけに色んな世界を見られるので人脈は大切だなって思うけど」

烈「あと転校すると、同期は同期であって友人ではないと言う感覚が生まれる」

烈「なんとなく自由に話せない部分があったり感じるのです」


前に烈くんが、別の人とは苦笑いで済ましていたのは、そういう気持ちもあったのか。
なら、何故わたしとなんか??
それに、わたしが今最初に思った疑問に答えたことになっているのか、よくわからない。

烈「思いっきり嫌われることもあれば、思いっきり好いてくれる人もこの世のどこかに居ると思うのです」

烈「知人の一人に、女の子に『自分はロリコンだぜハァハァ』とか明かした人がいたけど」

烈「嫌われるどころか好かれて結ばれたとか言うオタクコンビも居るくらいですから」

未夢「それは・・・まぁ別にいいんじゃないかな」


烈「人脈をたどれば、いつか無理からぬことでもないかと」

烈「見てくれてる人は見てくれてて、反応しないだけってのもあるし」

烈「知人の両親も、友人の紹介で知り合って結ばれたと言うくらいなので、案外狭い世界なのかもね」


未夢「っていうか・・・何の話?」


烈「おっと、もう駅だ。それじゃあ今日はここまでだね。また明日!」


未夢「あ」


話を聞いていたらいつの間にか駅だった。

未夢「うん。バイバイ」

未夢「彷徨」

彷徨「ああ」

未夢「烈くんと零くんって、どんな関係なんだろうね?」

彷徨「知らん」

未夢「なっ!そんなぶっきらぼうに答えることないでしょっ」

彷徨「いやぁ、ほんとに知らんし・・・」

未夢「うっ、まぁ、そうなんだろうけど・・・予想の話よ」

彷徨「さぁな。人様の家庭には口出ししない主義だ」

それが、大多数として正しい答えなのかもしれない。

彷徨「気になるのはいいけど、実際に迷惑かけるなよ」

未夢「わかってるわよっ、そんなことっ」

彷徨「じゃぁな。俺も帰るわ」

未夢「彷徨」

彷徨「うん?」

未夢「また、明日ね」

彷徨「・・・ああ」


烈くんの話を聞いて少し思ったけど、わたしたちも、もっと大きくなったら彷徨と離れ離れになってしまうんだろうか?
ううん。いつかその日がきっと来てしまう。
それでいて、今のように、いつも笑いあえるのかな?
よくわからず、モヤモヤした気分で帰った。