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 ====================================== ストレスと考え ====================================== 

今日は日曜日だけど、今日も部活だ。
グラウンドに着いたところで、夏希ちゃんが誰かにお説教しているところを見つけた。
どうやら1年生を叱っているようだ。

夏希「あなたには球拾いをお願いしていたはずなのに、どうしてできてないの」
夏希「他の子からも、あなたにお願いしていたはずなのにって、苦情着てるわよ」
夏希「やむなく他の子がやってるみたいだし」

男子「それは…ちょっとお腹痛くて」

夏希「あなた前もそれだったじゃない」
夏希「他の子からは、実はいつも3時間ぐらいサボってるんじゃないかって言われてるのよ」
夏希「俺たちも遊ぶかって」
夏希「別の子が球拾いやることになってるし」
夏希「球拾いなんて、そんなに難しいことじゃないでしょう」

夏希「周りの子を不愉快にさせちゃいけないわ」
夏希「今、気付くか気付かないかで、これからの人生が大きく変ってくると思うわよ」
夏希「もし、私の言ってる事が理解できたのなら、自分でワビ入れてきなさい」
夏希「相当頭に来てるよ。私?別にいいよ」

男子「ごめんなさい」
男子「今日はできないかもしれません」

夏希「それでは同じことの繰り返しよ」
夏希「そう、思わない?」
夏希「今のうちに目標をたてて」


夏希「何時までに何を終わらせるか」
夏希「終わりそうになければ、終われない原因をかんがえる」
夏希「わからないのか、自分の仕事が遅いのか?ぼけっとしているのか?それは、あなたにしか分からないわ」


夏希「作業が遅いなら、早くする方法を、周りに相談して」
夏希「『今日はできないかもしれません』だといつもの言い訳に聞こえるわ」
夏希「すでに、進める気がないように聞こえる」
夏希「残ってでも、目標立てて1つでもすすめて帰ろう」
夏希「そうゆう、気持ちが、見えないから、この一言が、人を不愉快にさせるのよ」

夏希「例えば、11時に終わるなら、13時までやれば1つは終わるよね?」
夏希「これ以上は省略するわ」

男子「球拾いって言っても、練習しながら、全部の球拾いをするんですよ?数も正確に数えて…」
男子「あと今日は予定があるので、それで無理かもって言ったんです」

男子「そんなに残れ残れ言うなら、キャプテンが夜中もやってればいいじゃないですか」

あちゃ〜。言っちゃったよ。

夏希「はぁ。私が悪かったわ。行ってよし」

男子は持ち場に戻っていった。

夏希「未夢ちゃん、おはよ」

未夢「また喧嘩?部員のみんなとは、仲良くしないとね」

夏希「そうね。そうしたいところだけど、馴れ合いじゃ強くなれないからね。むつかしいわ」

夏希「キャプテンの役割はチームとして、練習予定の作成、組み合わせなど考えたり」
夏希「練習に必要な資源の調達をしたり、他、体制の確立及び予算・納期・品質などの管理を行い」
夏希「円滑に運営、週報、会議をしなきゃいけないし」

未夢「夏希ちゃんは肩に力入れすぎなんだよ。もっと力抜いて。ねっ?」

夏希「未夢ちゃん…」

未夢「最近いざこざばっかりだったでしょ」
未夢「そうだ!今日はメニュー昼までなんだし、お昼からはお出かけしよっ。ねっ?」

夏希「…そうね。それが良いかもしれないわ」



やらなきゃいけないことばかりやらなければならず、ストレスが溜まってるのだ。
気分転換が重要だろう。

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夏希「あ〜!グローブが中古で4000円弱で売ってる!勢いの判断で買っちゃおうかな…」

商店街の方へ躍り出た。スポーツ道具が売っている店に来たのだ。


夏希「調べたらネットだと手に入れられても2倍の値段だった」
夏希「買っちゃお!ついでに帽子も発見!これも買っちゃお」
夏希「今日だけで1万円ぐらい使っちゃうな」

フラストレーションが溜まっていたようだ。これで鬱憤を晴らせるといいな。

未夢「って、1万円は高すぎ!」

夏希「いいじゃない、自費なんだし。部費じゃないし」

未夢「だとしたら逆に余計ストップしないと。夏希ちゃんお金持ちだね」

夏希「自分のアイテムくらい、良いやつ使いたいじゃないの」
夏希「買いすぎて重いから、一旦帰ろっかな」

未夢「大丈夫?持つよ?」

夏希「自分のものくらい自分で持つわよ。それに、未夢ちゃんは下僕とかじゃないでしょ」

未夢「いやいや、マネージャーですから、持ちますぞ、キャプテン!」

夏希「そう?じゃぁお言葉に甘えようかな」
夏希「…」

未夢「どうしたの?」

夏希「荷物置いてもう一回くるの面倒だから、もうちょっと回っていこうかな」
夏希「ユニフォームとかも見たいし」

未夢「もう。夏希ちゃんったら」

夏希「ごめんね振り回して。未夢ちゃんは、先に帰っても大丈夫だよ」

未夢「わたしも行くよ〜。色々見てみたいしね」


ということで、ユニフォーム売ってるところに来た。
でもさっきの店みたいに、グローブとかも売っている。


夏希「未夢ちゃん知ってる?130km/hオーバーだと、数回と持たずグローブ破れるらしいわよ」

未夢「時速130キロメートルって?」

夏希「ピッチャーの投げる球とか」

わたしがキャッチャーになってそれを受けるところを想像した。
バシーンと受けるものの、体ごと後ろに吹っ飛んでいる光景だった。

未夢「ひぃぃ…」

夏希「数回も持たないほどぼろかったら、逆にグローブあっても意味ないわよね」

夏希「ネットで調べたら、鉄グローブというのがあるらしいわよ。つけてみたい」

未夢「重そう…」
未夢「わたしに合う大きさのグローブとかはないかな?」

わたしに合うものを探してたら、ないことに気付いた。

夏希「全部回って確かめたけど、この界隈じゃ存在しないみたいだね」
夏希「まだ他の店を探してないけど、この辺で全部回ってないのなら望みは薄いかも」

夏希「グローブにまで規格があるみたい。もう、業界は全部統一しといてほしいな〜紛らわしい」

未夢「あっはは」

夏希「でも、今時でグローブが女性用に対応してないとか」
夏希ちゃんが買ったのは、男性用の小柄なやつだ。わたしのもそれにしようかな。

未夢「でも少し困ったというか心配というか」

夏希「うん?」

未夢「今買おうとしてるのはただの予備用のなので、そんなにお金をかけるつもりはないのだけど」

夏希「じゃぁ安いのでいいんじゃないかな。っていうか未夢ちゃんも釣られて買うことないのに」

結局予備2個目いいやつを買う時点でまた数千円以上を使うことに。
こんなことにハッスルしちゃっていいんだろうか…?
こんなにお金使うの初めて。って言っても1万円もいかないけど。


夏希「ボールも買おっかな〜、いいグローブと合わせて投げやすくしたらどれくらい速くなるかな〜」

夏希ちゃんは結局買っていた。お金が…!

夏希「グローブとボールは買った。さて、次はシューズとバットかな」
夏希「ユニフォームと備品、グラウンド用アイテムも。どういう順番で買うべきかな?」

未夢「ただの気分転換なのに、どれだけ買うつもりなの…っていうかお金無尽蔵…!?」

夏希「後半は、もちろん部費で買うわよ。学校用のものになるしね」

それでもかなりの出費となりそうだ…。

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寒い風の強い中、歩き回って疲れた。
色々買い物を終え、夏希ちゃんの寮に買い物を置きに行こうとしてたところ…

夏希「あ〜!アンタ!なかなか出てこないと思ったら!」

男性「よぉ夏希。久しぶりだな」

夏希「何が久しぶりよっ」

男性「あいてっ、待てっ」

未夢「え…誰?」

ジャージ姿の男性がグラウンドに居た。

未夢「夏希ちゃんの彼氏…!?」

ドキドキ。

夏希「ちーがうわよっ。なんでそーなるかな。この前ちらっと言ったでしょ、こいつが監督よ」

未夢「え、ええっ」

もっと怖い人かと思ってたけど、年齢は近そうな若い人だった。

夏希「てか、うちの担任よ」
夏希「あんたがしっかりしないからっ、色々大変なことにっ」

先生「まぁまぁ」

なんか普通に仲良いし。乗っかって羽交い絞めしてた。

先生「おや?君は?」

夏希「光月未夢ちゃん。最近、私一人じゃ追っつかなくなってきたから、色々お願い事してるの」

名乗る前に夏希ちゃんが紹介してた。

先生「そうか。無理して付き合わなくてもいいんだぞ?」

夏希「あ・ん・た・が!仕事サボってるせいで私が忙しいんじゃないのっ」

先生「いたたた待て待て」

先生「そうだ夏希、飯はまだか?久しぶりに一緒に食べるか」

夏希「誰があんたなんかと食うもんですか」

先生「嫌われたものだな」
先生「先生だって色々忙しいんだぞ?」

夏希「言い訳してんじゃないわよ」

先生「だからこうしてたまに来てるじゃないか」

夏希「ふんっ」

先生「ああっ。まぁ、こんなやつだけど、色々よろしく頼むよ」

未夢「あ、はい」

夏希「前話したかもしんないけど、小学時代の草野球の監督で知り合ったのよ」

先生「地元の元プロ野球選手で、もっぱら野球やってました」

夏希「でもこいつは三流だったからね」

未夢「夏希ちゃん、先生にそんな口調っ…」

先生「あーいいんだよ、こういう時ぐらい、昔からだしね」

夏希「ふんっ」

先生「はは…」

先生「で、どうだい最近」

夏希「順調よ」

先生「その様子だと、また部員とかといざこざ起こしてるかな」

夏希「何よっ、信じなさいよっ」

先生「で、ホントのところ、どうなんだい?」

先生はこちらを向いて言ってきた。

未夢「ええ、まぁ…」

言葉を濁した。

先生「やっぱりじゃないか」

夏希「うう、未夢ちゃんの薄情者〜」

未夢「だ、だって〜」

先生「夏希は変に完璧主義なところがあるからな。他の子はついていくのが大変だろう」

夏希「そんなことじゃ、いつまでも試合に勝てないわ!」

先生「でも野球はチームだ。ワンマンじゃない。お前ならわかるだろう?」

夏希「だってっ…」

先生「ま、少しずつ解決していけばいいよ」
先生「こんなやつだけど、良ければ支えてやってくれ」

ぽん、と夏希ちゃんの頭に手を置いていた。
当の夏希ちゃんは涙目で睨み上げていたけど。

先生「よーし、じゃぁ久しぶりに少し練習してやるかな!」

夏希「臨むところ!」

未夢「ちょ、ちょっと!ちょっと、服が汚れちゃうよ」

夏希「洗濯すればいいわよ」

未夢「女の子なんだから少しは気にしなさい!」

夏希「怒られちった」

先生「おーい、夏希、いいかー?」

先生はいつの間にかピッチャーの立ち位置に立っていた。
夏希ちゃんも、制服のままやる気満々だし。

しばらく横で見ていたけど、二人とも疲れながら楽しそうに練習していた。
わたしはボールを拾って返したり、二人にバスタオルや飲み物を持っていった。

先生「夏希ー、下手投げにはすくい上げ、チェンジアップ後のストレートにはバントがオススメだぞ!」

夏希「やってみるー!きなさい!」

先生「よーし!」

暗くなったからグラウンドの明かりをつけた。
夕日が完全に沈むまでしばらく見ていた。

先生「今日はこれくらいにするかー」

夏希「はぁっ!未夢ちゃん、遅くまで付き合せちゃったね。ごめんね」

未夢「ううん、大丈夫だよ」

先生「光月、夏希は時々無茶をする。こいつをしっかり、見張ってやってくれ」
未夢「はいっ」
夏希「あんたが仕事サボらなきゃっ、私は少し楽なのにっ」
先生「夏希ならできるできる!」

また羽交い絞めにしていた…。


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惠「あーれ、未夢、今日学校?」

帰り道、惠ちゃんと可菜ちゃんに遭遇した。

未夢「うん。部活だよ」

惠「あんた最近見ないなーと思ってたら」

未夢「二人は、どこへ?」

可菜「ゲームセンターとかで惠ちゃんと遊んで、今帰り」

未夢「そういえば可菜ちゃんと遊びたいって言ったままかちあってないね…ゴメンっ」

可菜「忙しそうだね」

可菜ちゃんはにこっと笑った。別にいいという意味が伝わった気がする。

惠「未夢も大変だな。じゃーまた明日学校でなー風邪引くなよー」

未夢「うーん!またねー」

すっかり夜遅くなってしまった。グローブとかも買い物したし、今までにない休日だった。