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 ====================================== 否定 ====================================== 

未夢「えーと、バット、グローブ、ボール…個数よーし!」

夏希「おっ、未夢ちゃん、今日もやってくれてるねぇ」

未夢「なんか、やるって言っちゃったからね」
未夢「でも、みんな、わたしのことをちゃんと見てくれてるのかな…」

夏希「めちゃくちゃ見てるよ!私以外にもたくさん見てると思うよ」

未夢「それにしても、みんな良い人ばかりだね」
未夢「みんな夏希ちゃんを信じてる感があるね」
未夢「高技術を生み出せるとはこうもたやすく人望を得れるものなのでしょうか…」
未夢「恐るべし夏希クオリティ」

夏希「そっ、そうっ?そんなことないわよ」





今日の部活が終わった。
みんなが帰った後に、みんなが使ったバットやグローブ、ボールを集め、キレイにする。
所定の場所に置き、個数を確認した。

未夢「ふう…」

作業が一通り済んだら、別の部室から声が聞こえてきた。

夏希「幼稚園児じゃあるまいし、生まれてから17年近くも経ったし」
夏希「足腰砕けそうな動きしてるやつの意志を尊重するわけあるか」

夏希「やめて何するかしらんが、みんな努力してがんばってしてんのに」
夏希「大した努力もせずに逃げようとしてるのか?」
夏希「ふざけんな馬ー鹿!」

部員「そうですか…では一言申し上げます」

部員「その考え方は危険だよ」

部員「あとは色んな人脈に自分の考え方が本当に正しいのか聞いて回ってみてごらんなさい」

夏希「あっ、ちょっと!」

男子部員が部室から去っていった。

夏希ちゃんも出てきたけど、部室以上からは追いかけなかった。

夏希「…。…ん?ああ、未夢ちゃん、居たのね。もしかして聞いちゃってた?」

未夢「えと、聞こえちゃってた、かな?」

夏希「…そっか」
夏希「またなんだ」

未夢「また?」

夏希「部員否定して、愛想尽かされちゃった」
夏希「未夢ちゃんはさっき、私がみんなに慕われてるみたいな事言ったけど、そうでもないんだよ」
夏希「…今日はもう帰るよ」

未夢「ああ、ち、ちょっと」

制止も聞かず、行ってしまった…。



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未夢「夏希ちゃん、落ち込んでたなぁ…」

あんな夏希ちゃん、初めて見た。大丈夫かなぁ…。

ブーッ、ブーッ。

メールだ。見ると夏希ちゃんから。


夏希(もし未夢ちゃんも実は私のこと大嫌いだったら、部活を無理強いしないからね)
夏希(私は未夢ちゃんのことが大好きだから)
夏希(もっと色々お話ししたかったけど、未夢ちゃんも無理しないでいいからね)
夏希(迷惑かけてごめんね)
夏希(何かあったら気軽にメールしてくれると嬉しいです)
夏希(以上!)

えええ〜。なんか勘違いしてる!急いで抗議文を届けなければ。

未夢『そ、そんなことないよ!大丈夫だよ』
未夢『夏希ちゃんはちょっとできちゃうから、みんなにはむつかしいんだよ』

未夢「ふう…」

夏希ちゃんはどこか厳し目な雰囲気がある。わたしには優しいけど。

何かコンプレックス的なものがあるのかな?

女の子はプロに行けない。

もし行けるなら、男子以上に頑張らなければならないだろう。

なのに、頑張ってない男子を見たら、いらつくのかも…。