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 ====================================== 未夢アメリカに? ====================================== 


夢の中で中学時代に戻った。

未夢『ここは…学校?』

しかも何故か夜中。

男の子『明日は大会だから教室を掃除しないとね』

未夢『え…う、うん』

男の子『先生に先生にゴミ捨て頼まれたから、一緒に行こうよ』

男の子に連れられて教室を出て、ゴミ捨て場まで来た。

男の子『遊ぼうよ』
男の子『ここならダレモイナイし、誰にも怒られないよ』
男の子『一緒に遊びたいから』
男の子『空を飛ぶんだよ』

ひとしきり、男の子は走り回った。

男の子『…えっへへ、あのね』
男の子『これから、時間ある?』

未夢『え?えっと…』

男の子『もしあるなら、これから一緒にどこかへ遊びに行こう』

彼は自転車を持ってきた。
流れで、彼の後ろに乗る事に。

男の子『…あのさ』

未夢『な、なに?』

男の子『例えばの話だけど、異性の子が二人いてさ』
男の子『自分が好きな子と、普通の子』
男の子『でもその人は自分の事が好きじゃなくて、片方は自分の事が好きだとしたら、どうする?』

未夢『…えっと…』

男の子『あっ、ごめんっ、僕、これから用事あるんだった』
男の子『このカードを明日、みんなに渡してね』

未夢『これは…?』

男の子『じゃぁね、バイバイ』

未夢『あ、ちょ、ちょっとっ…』

…何か夢を見ていた。

未夢「…なんだったんだろう」

今更酷い夢だ。


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起きたら、昼近かった。
物凄い眠ってしまっていたらしい。
パパとママは居なかった。
用意されてたお昼ご飯を、一人で食べた。


何となく、外を散歩した。

道行く人の中に、女子中学生の子がいた。
楽しそうに友達と話してた。
今日は部活かな。
また別の子は、一人で歩いてた。
わたしとおんなじだな。


昼はそうして、過ごした。


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夕食。

未夢「ええっ?また、アメリカに行くっ?」

ママからの、突然のお知らせだった。

未夢「どうしてそんなに突然なのっ!宝晶おじさんじゃあるまいしっ!」

未来「未夢の中で宝晶おじさん酷いことになってるわね」

未夢「実際、ママもそうじゃないっ」

未来「…ごめんなさい。急に決まった事なの。ホントは、もうちょっと早く言おうと思ってたけど…」

未夢「…」

未来「あんなことがあって、タイミングを失ってしまったわ。でもさすがにもう…」

未夢「ねぇ、取りやめられないの?何もこのタイミングで行くことないのに」

未来「私もびっくりしたわ。でも決まっちゃったことだから…ごめんなさい」

未夢「…」

未夢「パパも…行くの?」

優「…そうだね。僕はママの付添だから」

未来「それでね。今度は、未夢も一緒に連れていくつもりだったの…」

未夢「えっ?」

正に寝耳に水、いや、熱湯かもしれない。
それくらいびっくりしたけど、一周回って普通程度のびっくりになってた。

未夢「冗談…だよね」

未来「冗談じゃないわ。今度は家族で暮らそうと思って。またいつ帰ってこれるかわからないし」

未夢「それなら尚更だよ。急に決まったとか、大人の事情で、子供を振り回すなんて」

未来「本当にごめんなさい」

頭を下げられた。憤るしかなかった。

未夢「…ねぇ、ママ。3年前とは違うんだよ」
未夢「そりゃ、わたしだってママと一緒に暮らしたいよ」
未夢「でも今は、彷徨と両想いになって…」
未夢「それに、今、彷徨は…」
未夢「今こそ、わたしが傍に居てあげないといけないのに、離れられないよっ!」

未来「でも、もう未夢の分までチケットを用意しちゃったし…」

未夢「そんなの、キャンセルすればいいじゃないっ!」

未来「向こうでのステイも、3人分用意してあるし…」

未夢「そんなのキャンセルしたって、困ることないじゃんっ!」

いつものわたしらしくなかったと、自分でも思った。混乱してる。

未来「…」

優「…」

未夢「…」

未来「…まさか彷徨くんが、あんなことになるなんて、誰も思わないわ…」

未夢「…彷徨はね。今、病院で一人ぼっちなんだよ」
未夢「宝晶おじさんだってまた修行に行くって言って、連絡が取れない」

優「…大丈夫だよ。病院ならしっかり責任とって世話してくれるから」

未来「彷徨くんは、そんなヤワな子じゃないわ。きっと大丈夫よ」

未夢「そういう問題じゃ、ないでしょっ…?」
未夢「二人とも、ちっともわたしのこと、わかってくれてないじゃないっ…」

泣いてしまった。
ひきょうだ。
そう知りつつも、感情は素直だった。
悲しい。
二人なら、きっとわたしのことをわかってくれてると信じてた。
でも、現実は無慈悲だ。
なんで、このタイミングで?色々と…。

優「…わかったよ、未夢がどうしてもというなら…」

未来「あなた…」

優「でも未夢にはよく考えてほしい。これが未夢と一緒にアメリカに行く最後のチャンスかもしれないから」

未夢「…」

心の中の答えは決まってた。
でも、どちらかというと、希望系での答えだ。
もしくは、はい、いいえ、以外の答えだ。
ママやパパについて行きたくないわけでも、アメリカに行きたくないわけでもなかった。
今、彷徨の傍に居たい。
それだけだ。

未夢「うん…」

なのに、パパとママの気持ちも考えて、返答を先送りにしてしまった。

未来「…出発は明日の夜よ。それまでに、答えをちょうだいね」

未夢「…」

ホントに急すぎる。
ギャグだと思いたい。
空笑いさえ、出なかった。
唐突な家族会議は、それで終わった。