====================================== 日常エンド ====================================== 

未夢「はぁっ、おはよーっ」

彷徨「お前、また遅刻ギリギリかよ・・・勘弁してくれよな」

未夢「彷徨が昨日夜遅くまで話しかけてくるからじゃないーっ」

彷徨「電話かけてきたのはお前だろ・・・」

未夢「うっ」

図星だ。

未夢「・・・もうすぐ春だね」

彷徨「なんだよ突然」

未夢「2月も半ば過ぎたし」

彷徨「まだ真冬真っ最中だと思うぞ」

未夢「ね、彷徨。進路は決めた?」

彷徨「いーや、まだ全然」

未夢「彷徨の事だから、すっかり決めたのかと思ったよ」

彷徨「そういうお前は?」

未夢「わたしも」

何も決めてなかった。そして何もなかった。
彷徨が居ればそれでいい。
本当に?
わたしたちももうすぐ受験生。
大人の階段を上るのだ。
大人ってなんだろう。社会に貢献する人?
社会の前に・・・わたしは、身近に貢献できたのだろうか?
身近に貢献できずに、社会に貢献できるのだろうか?
身近さえ救えずに、生きていて何の価値があるのだろうか?
救えずに?何を?
わたしたちはもちろん、これからも生きていく。
これから人と関わるのは恋人だけじゃない。
恋人以外の人とも良い接し方ができて、何かしてあげられていったら、いいな。

彷徨「どうした?急に黙って」

未夢「なんでもないよ。もうすぐわたしたちも受験生だなぁーって」

彷徨「知らないよ、受験生なんて。なるようになるよ。ふわぁ」

未夢「あっはは。なんだか彷徨らしいね」

彷徨「それよりも急ぐぞ。遅刻になったら未夢のせいだからな」

未夢「あ、ちょっと待ってよーっ!」

彷徨の背中を追いかけていく。

未だ夢の中で、彷徨い続けていく・・・。