かれんだー0表示(即更新なし)
1秒待ち
クロスフェード更新
カレンダー9日目表示
クロスフェード通常
CG消去
1秒ウェイト

 ====================================== 惠と軽音楽! ====================================== 

未夢「あれ、今日は彷徨いないのか・・・」

5分ぐらい待ってみたがやはり来ない。
というか昨日、今日朝練だって言ってた気がした。
すっかり忘れてた。
しかたないので一人で行くことに。

声「・・・んこ、りんこ♪」

未夢「?」

不思議な歌が聞こえる。

烈「りんこ♪りんこ♪」

未夢「おはよう烈くん。それ何の歌?」

烈「あ、未夢さんおはよう!これ?りんこの歌だよ!」

未夢「りんこ??」

全く意味がわからない。

零「放っておいてやってくれ・・・俺にもよくわからん」

烈「りんこ♪りんこはりんこ♪」

未夢「え、ええ??」

反応に困った。彷徨〜!


烈くんはポストに手紙を入れようとしていた。

未夢「ん?手紙?」
烈「ん?そうだよ。読む?」
未夢「えっ?いや・・・」
否定しきる前に中身を空けて差し出してきた。
烈「大丈夫だよ、封はすぐ閉じれるし」
いや、そういう意味じゃなくて。
未夢「読んでいいの?」
烈「別に変なこと書いてないし」
変なこと書いてなくてもそんなに他人にアピールするものでもないと思うけど。
かさっ

こんにちは。烈です。お元気ですか。
先生方のお陰様でアイスクリームやかき氷等おいしく頂ける様になりました!
本当に有難う御座います。
あれ以来は学校や大雪等の影響で時間等の余裕を作れませんでした。
今度の二月から引越するのでお知らせします。
またご縁がありましたらよろしくお願いします。

烈「前お世話になった歯医者さんに手紙送るところだったんだ」
未夢「何これ?烈くん虫歯だったの?」
烈「んーん、知覚過敏でさ。歯並び悪いから、隙間から染みちゃって」
未夢「そうだったんだ。治って良かったね」

しかし烈くんにもこんな律儀な礼儀ができたとは。見直した。



教室。

烈「りんご〜♪りんご〜♪」

歌がりんごになっていた。

なんだかよくわからないけど、ムカムカしてきた。
でもそれは面白いムカムカな気がするのだ。

零「っていうかなんでりんごなんだ?」

ツッコミたいことを突っ込んでくれた。
別にいちごでもいいのでは?
でももはやどうでもいい。

烈「なんとなく、語呂の良さだよ」

零「なんだそりゃ」


烈「わかめ♪わかめ♪」

未夢「・・・」

一時間目の授業が終わり、休憩に入った。
烈くんの歌は変わっていた。
もはや無視せざるを得ない領域である。
烈くんはときどきよくわからない。
さっきの見直しは前言撤回だ!



帰り際・・・
惠「未夢っ!」
未夢「惠ちゃん?」
惠ちゃんが血相変えて飛び込んできた。珍しい。
惠「未夢、いい?いいわね、よしいいわね、オッケー!」
未夢「え、ええ?」
惠「あー、もう!オッケーっていいなさいよ口挟まない!」
未夢「だーっ!もう、惠ちゃん落ち着いてっ」
惠「・・・はい落ち着いたっ!用件だけ手短に言うから頷きなさいっ」
聞きなさいじゃなくて頷きなさいか。拒否権はないんかい。嫌な予感しかしない。
未夢「・・・とりあえず話は聞くよ」
惠「今日ライブなんだけど部活のメンバーがみんな病気で休みなの!」
惠「ってことで代わりに出て!」
ん?空耳かな?
未夢「やっぱりよくわからなかったや。もっかいお願いっ」
惠「だーもう、一回で聞けっ。この萌え萌え野郎!」
色々言いたいけど、とりあえず野郎ではない。
蒸し返すのも面倒なので、静かにしていることにした。
惠「今日ライブなんだけど部活のメンバーがみんな病気で休みなの!」
惠「ってことで代わりに出て!」
残念ながら聞き間違いじゃなかった。
未夢「め、惠ちゃんは元気だね・・・」
惠「知らないわよ、なんでみんな病気なんだよっ!?」
本当に、それは思う。
惠「なぁ未夢、心の友よ、助けてよ」
そこでジャイアニズム使われてもな。


 仕方ないなぁ、もう
→あえて放置(笑)

    チェック0M /////////////////////////////////////

未夢「さ、さぁ〜ってぇ〜、帰りますかぁ〜」

惠「あっ、未夢っ」

    【背景:廊下】

脱兎の如く、一目散に駆け出した。

惠「未夢の薄情ものぉ〜!」

ごめんっ、惠ちゃんっ。
触らぬ神に祟りなしじゃないけど、妙なことに巻き込まれないうちに逃げ出した。

    【背景:彷徨の家】

彷徨「お前、毎回俺の知らないところで微妙なことに巻き込まれかけてるよな・・・」
未夢「えへへ・・・」
彷徨「えへへじゃねぇよ、全く・・・」

-----------------------------------------------------------------------


→仕方ないなぁ、もう
  あえて放置(笑)

@へ
-----------------------------------------------------------------------
@
未夢「それで、わたしはどうすればいいの?」

惠「うっはー!サンキュー未夢っ!やっぱ持つべきものは友だねっ」

惠ちゃんの喜びようったらなかった。
写メでもしてあとで可菜ちゃんにでも見てもらってネタにしたかったぐらいだ。

惠「実はあと4人必要なのっ!」
これはまた難儀な。
未夢「集まらないと、わたしだけ協力してもね・・・」
惠「そんな連れないこと言うなよぉ」
一転泣きそうな顔だった。いじめてるみたいだ。
未夢「わ、わかったよ、一緒に探すよ」
惠「ありがとうー未夢ー」

さて、何もかもが急だが、率直に話して聞いてもらうしかない。
手当り次第に数をこなして潰していくしか。
効率は悪いけど、それしか手はないし、それが最も確実だと思う。
あと、探し順を間違えると、さっき居たとしてもいなくなってるかもしれないから気をつけないと。

未夢「まず、人がまだ残っていそうなところで聞いてみよう」
惠「わかったっ」
いつもはしっかりしてる惠ちゃんも、今回ばかりは急で混乱してるようだった。
全く、世話が焼けるなぁ。


まず、どこから探そう?

→図書室
 下駄箱
 ファミレス

    チェック0N /////////////////////////////////////

未夢「図書室!」
惠「おっけ!」
わたしが自らを振り回してる気分になった。
惠ちゃんが振り回すはずが、わたしが主導権握って振り回していた。

未夢「むぅ、誰もいないね・・・」
惠「あれっ、可菜くらいいると思ったのに。早すぎたかっ?」
未夢「最後の賭け、下駄箱を見るっ」

Hへ
----------------------------------------------------
@から

  図書室
  下駄箱
→ファミレス

Aへ
----------------------------------------------------
A

未夢「ファミレスに行ってみよう」
惠「え、ファミレスっ?」
素っ頓狂な声をあげる。
未夢「学校帰りに寄ってる人がいるかも」
惠「よ、よしっ」
わたしもつられて焦ったのか、違うかなと思ったけど、惠ちゃんは頼んだ手前か、特に何も言わなかった。

惠「知ってそうな顔いないぞっ」
ファミレスに来ていきなり知りあいの顔を探す光景は、さぞ滑稽だっただろう。
しかし今はそんなことになりふり構っていられなかった。

未夢「あちゃー、順番を間違えたかも・・・」
惠「ええーっ」

未夢「次よ、次!」

→図書室
  下駄箱

Bへ

---------------------------------------------
B

未夢「図書室!」
惠「おっけ!」
わたしが自らを振り回してる気分になった。
惠ちゃんが振り回すはずが、わたしが主導権握って振り回していた。

未夢「むぅ、誰もいないね・・・」
惠「時間ないよっ、どうするのっ」
未夢「最後の賭け、下駄箱をもっかい見るっ」


H
可能性は海の藻屑と消えた。
誰も居なかった。
未夢「はぁっ。遅かったかっ。次はっ」
惠「もういいよ、未夢っ」
息の整わない口調で惠ちゃんがわたしを制止した。
惠「はぁ、はぁ・・・いいよ・・・」
未夢「諦めちゃダメだよっ。惠ちゃんの大事なライブがっ・・・」
惠ちゃんは静かに首を横に振った。

惠「いいんだ。冷静に考えてみれば、いきなり部外者にこんなこと頼むのがいけなかったんだ」
やめてよそんな。知らない人に言うみたいに。
惠「だけど、未夢は先導して一生懸命付き合ってくれた。それだけで充分だよ」
未夢「惠ちゃん・・・」
惠「ライブを楽しみにしてくれたみんなには頭下げて謝っておくよ」
未夢「これだけ未夢ががんばったんだから、みんなもきっと許してくれるわ」
口はそう言いながら、それでも哀愁たっぷりに淋しそうに言った。まるで自分に言い聞かせるかのように。

惠「未夢、ありがとね」

目尻には涙が。いつも元気な惠ちゃんらしくもない。
元気な人の涙は面白くない。
その涙は、どんな気持ちで浮かべられたものだったろう?それを知る由もなかった。

惠「さってと。悪いけど、教室で待っててくれる?体育館に行ってくるわ」
未夢「ライブって、体育館だったのっ?」
惠「あれ、言ってなかったっけ。体育館で定期的にやってたんだけど」

Lへ
------------------------------------------------------------------------
@から

  図書室
→下駄箱
  ファミレス

Cへ
---------------------------------------------------------------------
C
未夢「あ、彷徨!」
彷徨発見!
彷徨「お前ら何やってんのこんなところで」
しかし、彷徨に正直に話したところで協力してくれるだろうか・・・?

  彷徨を、仲間に入れる
→他を当たる

Dへ

-------------------------------------------------------------
D
未夢「や、何でもないよっ」
彷徨「・・・?変なやつ。先行ってるぞ」
未夢「うんっ」
惠「ち、ちょっと、未夢っ!」
言うが早いか、その間にも彷徨はそそくさと出て行ってしまった。
惠「やっと知ってるやつ見つけたのに、行かせちゃうのかっ!?」
未夢「や、彷徨だと話しても付いてきてくれないかな〜って不安になっちゃって」
惠「そ、そうか・・・」
未夢「だ、大丈夫だよ、まだきっと他にもいるよ。探そう、行こうっ」
惠「あ、ああっ」
惠ちゃんは走ってついてきた。

Bへ

-------------------------------------------------------------
Cから

→彷徨を、仲間に入れる
  他を当たる

Eへ
-----------------------------------------------------

E

未夢「彷徨、聞いてっ!」
彷徨「どうした?」
わたしはいきさつを話した。

彷徨「・・・それで?」

未夢「それでって・・・わたしは惠ちゃんに付いていく!」
今は逆に振り回してる身だけど。
彷徨「仕方ないな。未夢一人じゃ失敗するだろう」
やった!
彷徨が仲間に加わった!
普段はムカつくその言葉も、今は何と頼もしいことか。
惠「ありがとう〜西遠寺〜!恩に着るよ!」
彷徨「礼は全部成功させてからだ。早くしないと、みんな帰っちまうぞ」
未夢「よーし、行くよー!」

Iへ

--------------------------------------------------------------
AからEの場合

未夢「それでって・・・着いてきてくれないの!?」
彷徨「いくらなんでも今からじゃ間に合わないだろ・・・」
それでも、今はやるしかない!後悔したくないのだ。

→連れていく
  連れていかない

Fへ
------------------------------------------------------------
F
未夢「彷徨、来て!」
がしっ。手を捕まえた。
彷徨「やだねっ」
手を振り払われた。
未夢「ひどっ!彷徨のけちーっ!」
彷徨「俺は関係ないだろ。がんばれ。応援はする」
彷徨は行ってしまった。
未夢「彷徨の薄情者ーっ!」
未夢「はぁ・・・はぁ・・・」
惠「も、もういいよ未夢。一人に無理強いは良くない。他を当たろう」
いつもはからかう惠ちゃんも、今は冷静に諭した。
そうだ。今は落ち着かなきゃ。彷徨だけに構っていられない!

Bへ

------------------------------------------------------------
AからEの場合

  連れていく
→連れていかない
Gへ
------------------------------------------------------------
G
未夢「わ、わかったよ・・・他を当たればいいんでしょ、他を!」
彷徨「がんばれ」
彷徨は行ってしまった。
未夢「彷徨のけちーっ、薄情者ーーっっ!!」
惠「おいおい、いいのか!?今は無理やりでも連れるべきじゃ!?」
未夢「し、仕方ないよ、やる気ないなら無理に連れても」
惠「そ、そうだな・・・」
未夢「大丈夫、他を当たるよーっ!」
惠「おお!」

Bへ

-----------------------------------------------------------
    チェック0I /////////////////////////////////////

 図書室
 ファミレス
→公園

K

-------------------------------------------------------------
Iから

 図書室
→ファミレス
  公園

Oへ
-------------------------------------------------------------
    チェック0O /////////////////////////////////////

未夢「ファミレスに行ってみよう」
惠「え、ファミレスっ?」
素っ頓狂な声をあげる。
未夢「学校帰りに寄ってる人がいるかも」
惠「よ、よしっ」
わたしもつられて焦ったのか、違うかなと思ったけど、惠ちゃんは頼んだ手前か、特に何も言わなかった。

彷徨「知ってそうな顔いないぞ・・・」
ファミレスに来ていきなり知りあいの顔を探す光景は、さぞ滑稽だっただろう。
しかし今はそんなことになりふり構っていられなかった。

未夢「あちゃー、順番を間違えたかも・・・」
惠「ええーっ」

未夢「次よ、次!」

 図書室
→公園

Kへ

--------------------------------------------------------
Oから

→図書室
  公園

Jへ
-------------------------------------------------------------

Iから
→図書室
 ファミレス
  公園

Jへ
-------------------------------------------------------------
J
惠「可菜っ」
惠ちゃんは大きくなりかけた声を小声に変えたが後の祭り。
そこにいる残った人たちが、何事かと横目に見たり、首ごと視線をこちらに向けた。
だけど、動じなかった人が一人だけいた。
可菜ちゃんである。
未夢「可菜ちゃんっ」
可菜「・・・図書室では、静かに」
いつもより少し不機嫌そうにした彼女は、膨れっ面をしていた。
惠「可菜、聞いてくれっ」
可菜「・・・ここでは目立つわ。話なら図書室の外で」
可菜ちゃんは静かに、しかし素早く本を片付け、本棚にしまっていった。

可菜「それで、何?話って。告白なら困るわよ」
惠「そうじゃないって〜可菜、聞いてくれっ」
惠ちゃんはいきさつを話した。
可菜「別にいいけど」
何故かあっさりオッケー!
可菜「でも、この借りは大きいよ」
可菜「何をしてもらおうかな・・・」
惠「わかったわかった、あたしにできる事ならなんでもするって!」
可菜「スカート履いて逆立ちして町内一周」
惠「できるかい!」
惠ちゃんはグーで軽く可菜ちゃんを叩いた。
惠「罰ゲームかっ」
可菜「惠ちゃんなら逆立ちはできるでしょ」
惠「シチュエーションが大分おかしいわ!」
仲が良いな、二人とも。
Sから来た場合、21へ

    Iからの場合
未夢「あと二人っ!」

Oから来た場合は選択肢無しで公園Kへ

→ファミレス
 公園

Pへ
    チェック0P /////////////////////////////////////

未夢「ファミレスに行ってみよう」
惠「え、ファミレスっ?」
素っ頓狂な声をあげる。
未夢「学校帰りに寄ってる人がいるかも」
惠「よ、よしっ」
わたしもつられて焦ったのか、違うかなと思ったけど、惠ちゃんは頼んだ手前か、特に何も言わなかった。

彷徨「知ってそうな顔いないぞ・・・」
ファミレスに来ていきなり知りあいの顔を探す光景は、さぞ滑稽だっただろう。
しかし今はそんなことになりふり構っていられなかった。

未夢「あちゃー、順番を間違えたかも・・・」
惠「ええーっ」

未夢「次よ、次!」

    チェック022 /////////////////////////////////////

惠「待って・・・もう時間なくなっちゃったよ・・・!」

未夢「そんな、まだだよっ」

惠「もういいよ、未夢っ」
惠「もう・・・いいよ・・・」

未夢「諦めちゃダメだよっ。惠ちゃんの大事なライブがっ・・・」

惠ちゃんは静かに首を横に振った。

惠「いいんだ。冷静に考えてみれば、いきなり部外者にこんなこと頼むのがいけなかったんだ」
やめてよそんな。知らない人に言うみたいに。
惠「だけど、未夢は先導して一生懸命付き合ってくれた。それだけで充分だよ」
未夢「惠ちゃん・・・」
惠「ライブを楽しみにしてくれたみんなには頭下げて謝っておくよ」
未夢「これだけ未夢ががんばったんだから、みんなもきっと許してくれるわ」
口はそう言いながら、それでも哀愁たっぷりに淋しそうに言った。まるで自分に言い聞かせるかのように。

惠「未夢、ありがとね」

目尻には涙が。いつも元気な惠ちゃんらしくもない。
元気な人の涙は面白くない。
その涙は、どんな気持ちで浮かべられたものだったろう?それを知る由もなかった。

惠「さってと。悪いけど、教室で待っててくれる?体育館に行ってくるわ」
未夢「ライブって、体育館だったのっ?」
惠「あれ、言ってなかったっけ。体育館で定期的にやってたんだけど」

Iからの場合

可菜「・・・ねぇ、西遠寺くん。私たち、何でついてきたの?」

彷徨「さぁ・・・わかんねぇ・・・俺に聞くなよ・・・」

P、Sからの場合

烈「・・・ねぇ、零。私たち、何でついてきたの?」

零「さぁ・・・わかんねぇ・・・俺に聞くなよ・・・」


Lへ

----------------------------------------------------------------------------------------------------

Jから

 ファミレス
→公園

Kへ

----------------------------------------------------------------------------------------------------
K
校内を探し回ったほうが良かったかなとも思ったけど、もう知り合いは外に行ってしまっている気がした。
無謀とも言える作戦だが、わずかな光にかけるしかない。
道を走って行くと公園を通りすぎた。チラ見した中には知っている顔があった気がする。
引き返して確認してみると・・・

未夢「烈くん!」
烈「あれ、未夢さん」
烈くんがいた。零くんもいた。いつもセットだ。
烈「未夢さん、どうしたのこんなところまで、血相変えて」
笑顔で聞いてきた。なんか面白そうなことを期待してそうな目で、吸い込まれそうな目だった。
未夢「烈くんもどうしたのこんなところで」
烈「私?私は道草だよ。ブランコやってた。子供が楽しそうにやってたから、やりたくなっちゃってさ」
子供並みの思考だったが納得はできる。
烈「それで?どうかした?」
わたしはいきさつを話した。
烈「ら、ライブ!?」
烈「う、うーん、確かにわたしはエレクトーンとキーボード触れるけど・・・」
烈「みんなの前で発表会が恥ずかしくて辞めちゃったからなぁ・・・」
惠「今なら未夢と一緒にやれば未夢のチューが貰えるぞ!」
未夢「なっ・・・!?ち、ちょっと!」
烈「やりますやります!」
手のひら返して二つ返事だった。
彷徨「おいこら〜。何、人のモン勝手に扱ってンだ」
惠「いいじゃない、減るもんじゃなし!独占禁止法発令!」
    Iからの場合、Rへ飛ぶ
可菜「惠ちゃんがそれを言ってしまってはダメよ」
    R
惠「あ、あたしも、終わったら未夢に貰おう」
聞いちゃいなかった。
未夢「しかも、最後大分おかしかったですけど」
未夢「零くんは、どうする?」
零「・・・俺がいないと、誰が烈を制御するんだ?」
付いてきてくれるらしい。確かに烈くんがいる時は零くんにもいてもらった方が助かる。逆もそうだけど。
しかし、この子自身の意思とかはないのかな?
一回でいいから、零くんだけを見てみたい気もした。

Oからの場合(先にファミレス→公園)

22へ


    Iからの場合Sへ(いきなり公園から)

    S
→図書室
  ファミレス

Jへ

---------------------------------------------------
Sから
  図書室
→ファミレス

    Pへ

    チェック021 /////////////////////////////////////

惠「何はともあれ、未夢のおかげて人数は揃ったよ!未夢は人望も人脈もあるなっ」
未夢「それ程でもないよ・・・それで、わたしたちはこれからどうすればいいの?」
惠「とりあえず、部室に来て!」
大所帯でどたばたと、騒がしい集団だった。



惠「始まるのは7時から!それまで練習する!」
未夢「えーっ」
烈「えー!」
烈くんもブーイングだ。
惠「仕方ないだろ!緊急なんだから・・・」
彷徨「仕方ない・・・誰がどのポストやればいいんだ?」
惠「わかんねえ!みんな適当にその辺の楽器手に取って!」


烈「わーい!あ、そういえば今ちょうどマイ楽器を持ってた・・・」
可菜「・・・」
みんな思い思いに好きな楽器を手に取ってた。
未夢「烈くんはキーボードなのね。と、手に持ってるものは何・・・」
烈「や、何となくコラボ」
何故かリコーダーを取り出していた。
未夢「なんでそんなもの持ってきてるの・・・」
烈「気にしない気にしない!」
てゆーか、コラボするにしてもキーボードとリコーダーは同時に演奏できないのでは。
未夢「可菜ちゃんは・・・それでいいの?」
可菜「・・・」
シャーン!
返事の代わりにシンバルが大きく叩かれた。
可菜ちゃんは椅子に座り、前には太鼓らしきものがたくさんある。ドラムだ。
可菜ちゃんは静かだが、時々意味不明に興奮する。
だから案外、いやむしろ似合っているかも。
未夢「彷徨、ギター弾けるの?」
彷徨「いや、全然」
ずるっ
彷徨「この中でこれぐらいしか様になるやつなかったからな」
彷徨なら何でもすぐ使いこなせそうだ。いや、トライアングルだけは微妙か。
零「・・・」
未夢「あれ、零くんは何も取らないの?」
見ると、零くんは何も持っていない。
零「・・・」
零くんは無言で、その辺りにあるトライアングルとタンバリンを取り出した。
零「・・・」
未夢「いや、それはどうかと・・・」
惠「みんな、準備はいい?」
惠ちゃんはギターを肩にかけ、準備万端だ。
未夢「惠ちゃんはギターなんだ。似合ってるね」
未夢「そういえば、惠ちゃんが演奏するのを、初めて見るかも」
惠「未夢、やりたい楽器はないのか?」
未夢「あ」
みんなが何を取っているのか気になって忘れていた。
惠「いや!ちょうど良かった!」
未夢「え?」
惠「ボーカルという重要な役があるわ!」
未夢「えええええーーーー!!!!」
未夢「わたし、みんなの前で歌うの!?」
惠「仕方ないだろ、ボーカルいないし、未夢楽器持ってないんだから、ちょうどいい!」
やだやだやだやだ!みんなの前で歌うなんて恥ずかしすぎる!
未夢「そうだ!わたし、タンバリンやるよ!」
がしっと楽器を鷲掴む。と同時に同じように肩を掴まれ、制止された。
惠「タンバリンは零が持ってるだろ!」
なんか色々と突っ込みたかったが、どうでもよくやった。
その辺にあったマイクを掴んで叫ぶ。
未夢「あー、もう!お前ら、こいやー!」
烈「わ、未夢さん強気!」
惠「やる気満々じゃん」
しくしくしく・・・。




ドドドン!パーン!
ピーっピーっ。
シャンシャン!
チーン。
シュールでカオスである。

とりあえず一つの曲をひたすら練習した。
取ったけど必要なかった楽器の演奏は、惠ちゃんの許可で、個人に任せることに。オリジナルである。

みんなそれぞれのパートを練習し、せめて知らないことがないようにした。
最後にみんなで合わせてみるが、タイミングがバラバラだ。
惠「だーっ!付け焼刃だからとりあえず弾ければいいだろう!あとはぶっつけ本番だ!」
惠「ライブの前は一人一人ミニトークしてもらうから」
惠「ということで未夢、リーダー頼む」
がっしと肩を掴まれ、お願いされた。
惠「ええ!?惠ちゃん軽音楽部でしょ!」
惠「あたしはみんなの前でしゃべるのニガテなのー」
未夢「とてもそうには見えませんが」
惠「人を見かけで判断するな!」
しかし、見かけや雰囲気も判断材料の一つではある。
惠「未夢の方が度胸あるんだから」
よくわからないが、わたしだって人前が得意だと言えたものではない。
未夢「ひ〜ん。やらなきゃいけないのぉ〜っ」
惠「期待してるよ、未夢っ」
ハードルあげるのやめて下さい。

楽器を体育館の舞台裏に持ち込んだ。
幕を降ろす。
ギターやマイクはともかく、キーボードやドラム類を持ってくるのは少し大変だった。
準備してると、何やら表側が騒がしい。
惠「ああ、ここから前の様子わかるよ」
惠ちゃんが舞台裏のスイッチをいじると、前の様子が小さなスクリーンに映し出された。
ってゆうか、スクリーンなんてあったんだ。
スイッチばかりだし、暗くて気付かなかった。
未夢「わっ」
人が集まっていた。ざっと、一クラス分くらい?
多いような少ないような。でもこのミニライブのためにこんな夜遅くまで、こんなに残ってくれてるなんて。
未夢「惠ちゃんたちの活動、凄いんだね」
素直に思った。彼女らは必要とされ、いなければいけない存在となりつつあったのだ。
惠「何、他人事みたいに。今日はあんたらもそうなるんだよ」

この様子を見た烈くんが緊張しだした。

烈「ぬおぉっ!緊張するって言ってんだよこの野郎っ!ゴホッ!ゴホッ!」
烈「別に緊張したっていいことないのに。体は理屈抜きで素直ですね。ひぃぃぃ・・・」

烈「りんごについて語ります。りんごはこんな成分持ってます」
烈「だから皆さん食べましょう。終わり。質疑応答とか5秒くらい?」

あー、烈くんが緊張のあまり壊れた。

烈「これはこれで色んな意味で波紋が広がる。世界が広がる」
烈「ツッコミが広がる。殺意を感じます。師匠ー」

烈「ああー、もうすぐ暴走化するー」
烈「ツキノヨル、アカセノチニクルフレツ。キオクノウツ、シンノジガニメザメルレツ」
烈「やべーぇ」

緊張の理由は『間違えないかなぁ、間違えたら泣いてトラウマになる』だ。

惠「よし、時間だ!行くぞ!みんなよろしく!」
惠「始まる前にみんなで円陣組もう。未夢、音頭取って」
未夢「ええーっ」
今まで何回、ええーっと言ったことか。生まれてから今までの人生で数えたら、一番多かったりして。
何はともあれ、もう今更引き返せない!
未夢「えーと、みんな!今日はいきなり集まってくれて、ごめん!」
彷徨「未夢、言葉間違えてるぞ」
未夢「えーっ。もう、惠ちゃんがやればいいんだよ」
惠「あたしは、未夢にがんばってほしいなー」
烈「未夢さん、ガンバレっ」
可菜「未夢ちゃん、ファイト」
零「・・・」
零くんはコクっと頷いた。こんな時まで静かだな。
未夢「えーと、こほん!みんな、今日はいきなり集まってくれて、ありがとう!」
未夢「色々迷惑かけちゃうかもだけど、みんなわたしを助けてください!」
未夢「えーと、よろしく!」
彷徨「おーっ!」
惠「おーっ!」
可菜「おーっ」
烈「おーっ」
零「おーっ」
惠「つたないけど、未夢らしくて良かったよ。今日はホントにありがとね。頑張ろうなっ!」
惠ちゃんはにかっと笑った。
未夢「うんっ」

わたしも、いなければならない、必要とされる存在になれるかな?
淡い期待と不安を抱きつつ、幕が上がりライトの光を浴びた。



男子「おーっ!よっ、待ってました!」
女子「今日も素敵な音楽、聞かせてねーっ!」

惠「みんな、お待たせしました!今日はちょっとスペシャルです!」
惠「いつものメンバーが風邪で寝込んじゃったので、スペシャルゲストにやってもらいまーす!」

烈「はいはーい!初めましてこんばんはー!」
烈「最近転校してきた、紅瀬烈と言いまーす!」

あれ、烈くん饒舌にしゃべり始めた!

烈「私はかねてより音楽業界へ行きたいと思っていましたぁー!」
烈「ピアノ塾へ数年通っていたので、演奏経験があって」
烈「フリーで活動してますが、アマチュアでも行けると思ってまーす!」

えええー!微妙にそんなこと全く言ってなかったんですケド!

烈「この部活へは実力で入部しました!」
烈「音楽が好きで、作曲を勉強したいと思ったからです!」

ところどころ超ウソ八百なんですけど!

烈「ここへ入部するために時間を売りましたが、でも後悔はしていません!」
烈「何卒、私たちの歌を聴いて頂けますよう、宜しくお願い致しまーす!」

男子「おー!なんか変な奴入ってきたなー!」
女子「キャーッ!何?よくわかんないけど、どっちかっていうと可愛い子!」

あー、なんか色々ツッコみたいけど、烈くん色んな意味で完璧だよ、アンタ。

惠「あー、今順序間違えちゃったけど、とりあえずこいつ紅瀬!」
惠「今日はキーボードやってくれる!みんなよろしくぅ!」



わーっ。
惠「ってっか未夢!今日はあんたがリーダーなんだから、しっかりしなさいよっ」
エーっ。
未夢「えと・・・それでは・・・わたしの左手にいるのは、惠ちゃんでーす!」
惠「いぇーっ!って普通かい!」
どっと笑いが起こった。
惠「もっと何かあるでしょうよ!ったくもう・・・」
未夢「えーと、さっき紹介されました、今日限りでリーダークビの光月未夢です」
どっ
惠「クビだなんて言ってないだろ!」
未夢「だってどうせ続かないし」
観客「えー!」
観客「えー!!」

えーと言われても。

未夢「次次!えーと、わたしの右手には、西遠寺 彷徨くんです!」
男子「うぉーい西遠寺ー!怪我したと思ったら何やってんだ〜っ!」
あ、同じクラスの男子がいる。からかうような台詞が聞こえた。
彷徨「うるっさいっ」
彷徨がマイクで否定すると、声が響き渡り、どっと笑いが起こった。
彷徨「えー、西遠寺彷徨です。何故かこんなことに巻き込まれました。よろしく」
男子「西遠寺ー!お前がこんなことに興味があるなんて思わなかったぞー!」
男子から黄色い歓声が聞こえ、彷徨はそれに手を軽く上げて応えた。
未夢「えー、ど、どんどん行きまーす!わたしの右後ろには、闇無 零くんです〜」
零「烈と同じく最近転校してきました。よろしく」
言葉少なめに最低限のことだけ言った。観客の男子は静まり返ったが、複数の女子からは歓声があった。
烈「あ!零は女子に人気があるのか!ちくしょ〜」
未夢「はい、そこ!すねないの!」
どっ
未夢「最後に、わたしの左後ろは、内田 可菜ちゃん〜」
パーン!
シンバルが叩かれた。なんか、あれが気に入ったみたいだ。
パーン!パーン!バパパパーン!
未夢「わかったわかったから!」
どっ
可菜「・・・どうも。よろしく」
わーっと歓声が上がった。
中には、可菜ちゃんと同じクラスの友達か、可菜ーっと応援する声も聞こえた。
3〜40人だけど、こんなに凄い歓声になるなんて!

未夢「えっと、今日休んじゃった惠ちゃんのメンバーの代わりに急追練習しました!」
未夢「なので残念ながら、一曲しかできません!ゴメンナサイ・・・」
男子「えー!」
女子「えー!!」
からかうような、残念の声が聞こえた。
惠「ってっか、こんなんカミングアウトして、大丈夫だったか!?」
観客「あはははは!
観客「ハハハハ!」

未夢「こんな夜遅くまで残ってくれて、みんなありがとう!」
男子「嫌だー!今日は帰らねーぞー!」
観客「はははは」
未夢「ダメっ、ちゃんと帰りなさい!」
男子「ハァーーイ!!」
どっ
惠「大変元気でよろしいねえ。今日はホントごめんね〜ありがとね〜!」
女子「早く曲ー!」
惠「おっとっとそうだった。未夢頼む!」
未夢「それじゃあ、最初で最後になります!聞いてください!」
未夢「だぁ!だぁ!だぁ!アフター、オリジナルバージョン」


再生【opening.mpg】


わー!
女子「キャーキャー!サイコー!」
男子「お前ら実はサプライズで練習してたんじゃないのかよーっ!」
観客「アンコール!アンコール!」
予想外の反響があった。しかし、一曲歌っただけでもうヘトヘトだ。
惠「はいはーい!裏切っちゃってごめんだけど、この子らは慣れてないからここまで!」
えー、とブーイングが聞こえた。
惠「ごめんねー!今日のみんなはある意味ラッキーってことで!
惠「スペシャルドッキリサプライズゲストでお送りしましたー!」

未夢「皆さん!今日は・・・はぁっ、ありがとうございましたー!」


物凄い疲れた。数キロ以上にダイエットになったんじゃないか。
部室に楽器を置いてからは、倒れこむようにして座り込んだ。
惠「みんな、今日はホントにありがと!いつかこの借りは返すよ!」
未夢「そんな、水くさいよ」
惠「う・・・未夢ー!心の友よ!」
惠ちゃんが抱きついてきた。火照って出た汗と冬の風で冷えた体に暖かい。
烈「私も、初めてキーボードやれたよ!何回か間違えたけど」
惠「もうどうでもいいんだよっ」
いいんかい。
惠「とにかく、土壇場だったけど大成功だ!」
彷徨「まぁでも、結構楽しかったかもな」
可菜ちゃんと零くんがこくっと頷いた。
惠「またやるか?」
にかっとして聞く。
烈「さすがに急はちょっと・・・せめて長期間練習をさせて」
惠「今日いけたから大丈夫だよ」

可菜「とりあえず、今日は平日だから、早く帰らなきゃ」
そういえば。ママに連絡してないや。
案の定、着信とメールがあった。
未来『あんまり彷徨くんとちゅっちゅしてないで、早く帰ってらっしゃいね』
未夢「うーむ・・・」
ボケのインパクトが強過ぎてどう突っ込んだものか。
考えるのもめんどくなったので放置することにした。
惠「どした?未夢」
未夢「や、なんでもないよっ」
・・・と思ったが普通に返信しよう。
未夢(今から帰るよ〜。心配かけてごめんね)
変な部分はあえてスルーした!
ぴっ。
っていうか遅くなりすぎたから今日は彷徨の手当は無理か。
未夢「彷徨っ、今日は・・・」
彷徨「大丈夫だよ」
皆までいうなという感じでわたしを制止した。
烈「何何?堂々と内緒話?」
惠「こいつらはあれだから、毎日座談会だよ」
未夢「あれってなんですか」
惠「んー?それは未夢が一番わかってるだろ〜」
未夢「全くもう・・・」
惠ちゃんの切り返しには度々困ったものだ。

惠「じゃあー、今日は解散!みんなありがとう!気をつけて帰れよー!」
可菜「未夢ちゃん、また明日」
未夢「バイバイ、可菜ちゃん。気を付けてね」
可菜「私は暴漢に襲われても平気」
惠「ぉ?」
可菜ちゃんが惠ちゃんの袖を引っ張る。
可菜「惠ちゃんが守ってくれるから」
惠「あたしだってか弱い女の子だよ!」
ビスっ
惠「ぎゃーっ!」
可菜ちゃんは惠ちゃんに目潰しした。
何故攻撃したし。
彷徨「じゃあな」
未夢「うん」
烈「みんな、バイバーイ!」
可菜「惠ちゃん、帰ろ」
惠「前が見えねーよ!」
未夢「・・・」

未夢「ただーいま」
未来「大分遅かったのね未夢。彷徨くんとどこまで進んだ?」
なんてことを聞くのかこの親は。
未夢「もうお腹ぺこぺこ!ママ、ご飯はっ?」
未来「はいはい、できてますよ。その前に、お湯に浸かってらっしゃいな」
未夢「うん、ありがとう」

あー今日はなんだか急に色々あって疲れたな。
でも、楽しかった。
あの時、わたしは一生懸命だったと思う。
そりゃ、いつでもなるべく一生懸命だけど・・・度合いが違った。
わたしは、惠ちゃんの役に立てられただろうか?
惠ちゃんのありがとうって言った時の顔、わたしも嬉しかった。
惠ちゃんのために、何か力になれたなら、わたしも嬉しい。
人のために何かできることをして、喜んでもらいたい。
そして、それを見てわたしも生きていくための力をもらう。
それを繰り返し、ピースを集めていけば、きっと素敵な過ごし方が、できるのかな。
惠ちゃんは音楽をやっていきたいと思ってる。
わたしは?
もう少しで、進路も考えないといけない。
もう少し、色々したら、何かわかる気がする。
あと、もう少し・・・。


end
----------------------------------------------------------------------

L
彷徨「お前、毎回俺の知らないところで微妙なことに巻き込まれてるよな・・・」
未夢「えへへ・・・」
彷徨「えへへじゃねぇよ、全く・・・」